遙か昔、映画の歴史が生まれたのとほぼ同時期に、美容メイクアップから派生して 「特殊な」メイクアップは生まれました。

 フランケンシュタインの怪物や狼男、ミイラ男など、まだ特殊メイクアップ=special make-up という言葉が生まれる前から、ホラー映画やファンタジー映画の想像上の存在を、さも現実に生きてるかのように作り上げる技術として特殊なメイクアップは使用されてきました。

 「オズの魔法使い」(1939年)、「猿の惑星」(1968年)など特殊メイクアップを 大々的に使った映画はいくつか作られて来ましたが、なんといっても現代の特殊メイクアップの幕開けと言える映画は「エクソシスト」(1973年)です。

 この「エクソシスト」の特殊メイクアップをデザイン・製作したディック・スミス氏によって「特殊メイクアップ効果」という表現方法が名実ともに初めて現実化しました。

 特殊メイクアップはメイクアップと名称にありますが、メイクアップだけが表現手段ではありません。リアルな俳優に似せて作ったダミーヘッドや怪物などのモンスタースーツ、人間離れしたデザインのキャラクターを動かすメカニカル、アニマトロニクス・・・。 さまざまな表現手段、材料、製作方法があります。

 いろいろな分野がある特殊メイクアップというアートですが、すべてに共通してる要素が三つあります。

 一つ目はデザイン。まず全ての作品はアーティストの頭の中の創造から始まります。

 ニつ目は彫刻技術。粘土やスポンジなどをデザインに基づいて正確に加工し現実化していく重要なステップです。

 三つ目は特殊メイクアップ・デザインの最終仕上げ、表皮のペインティング(色彩)です。これによって立体デザインは完成します。

 特殊メイクアップは職業的なプロフェッショナル技術であると同時に一つの芸術形態でもあります。

 その表現は絵画での芸術表現が無限であるのと同じように特殊メイクアップのデザインもまた無限の可能性を持ってます。

 まさに作る人次第でさまざまな個性豊かなデザインが生まれるはずです。

 簡単にすべてを学ぶことは出来ないものであることは事実ですが、まずは第一歩を踏み出してみませんか?


(ゼライ直井)   



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